タフになりたくて… ~おやじの独り言~

タフになりたいと再び走り始めたランニング。その記録と出来事。

「姫路城マラソン」嫁初マラソン完走!!第2弾

 昨日に引き続き、嫁の初マラソンである「姫路城マラソン」体験記第2弾としてレース内容を綴っていきたいと思います。

 

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 オープニングセレモニーが終了し、いよいよスタートの時間がやってきました。嫁は寒い寒いと言って、足がかじかんでしびれていると言っていましたが走り出したら温かくなるから治るだろうと言っておきました。号砲が鳴って姫路城マラソンのスタートです。応援軍師の間 寛平さんが走り出していくランナーたちを送り出してくれました。 

 姫路市街地辺りでは、周りの雰囲気が活気づいていて自然とペースが上がってしまっていました。設定より少し速いペースで進んでいるのに気付き、ペースを落とすように意識していきました。殆どの選手が私たちを抜いていくような感じでした。周りは気にしなくても良いからペースを守っていこうと話をしながら走っていました。

 

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 市街地から徐々に郊外の方へ向かっていく途中です。私はここで、今回良く応援してくれていた音楽一家のママ友と、私の中学時代のOBの人たちに、嫁が走っている姿の写メをリアルタイムで送りました。その返信を受けて短めにメッセージを送信したりしていました。私は嫁と適度に会話をしながら走っていて、5km地点に1回目の給水所が出てきたので、嫁にそのままの状態で走らせて、私が給水を取りに行きました。給水を手渡して、無事に1回目の給水を完了しました。前半から水ではなくナトリウムの入ったスポーツドリンクを後半のことを考えてこまめに摂らせていくように決めていました。

 

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  進んでいくと、左手に夢前川が出てきました。その夢前川を眺めながら北上していきました。

 

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 嫁の方は、ママ友に2度目の現況報告をする為に写真を撮ると同時に、フォームも確認しました。嫁は腕を左右に無駄に大きく振る癖があったので、いっそのこと、腕を抱え込んで肩の力を抜き、前後に振るように言ってきました。そして、顎を引いて前傾姿勢をとり、跳ばない、はねない、蹴らないを意識して、蹴った脚を上げずにすり足気味に運ぶように伝えてきました。すべては後半に体力を残す為です。私自身もそれを心掛けています。嫁に理想的なフォームとして、女子マラソンの渋井 陽子さんのフォームが走りやすいんじゃないかと普段から言っていました。多少顎が上がっているような感じですが、今のところ何も問題なく走れていたと思います。

 

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  大会プログラムの沿道マップに「畑一面に咲いた菜の花で一足早い春を届けます」とあったのが、この場所のことでした。

 

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 私は前日から飲んでいたせいか、トイレに行きたくなったので、 嫁にそのままのペースで走るように言い、私はトイレに向かいましたが、この状態でした。思わず、いつもの癖でランニングウォッチを無意識に止めてしまいました。その後、トイレを済ませてそのすぐ先に給水所があったのに気付いて、スポーツドリンクのカップをもって、ペースアップをして追いかけました。駅伝で例えると、すごいごぼう抜きを演じたような気分でした。昨日のラップタイム表で急速にペースが上がったところです。

 嫁に追いつく少し前に4時間30分のペースセッターの集団を追い抜きました。その時に思ったほどの大きな余裕はないのだなと感じて通り過ぎました。

 追いついた後、給水を渡して、通常モードに戻していきました。

 

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 そうして進んでいくと、目の前に屋台を発見しました。私は、そこで1枚撮影しました。その少し先で折り返しをしました。この辺りは塩田温泉郷です。

 

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  折り返す手前から、既にその存在感があり気付いていた気球です。折り返して復路に入ってから更に接近したので、そこでもう1枚。

 

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 目の前に塩田温泉の看板が出てきました。 

 その後、写真は撮れませんでしたが、中間点付近に設置された、FMゲンキ夢ブースという場所でパーソナリティーの生声を通じて、皆さんの応援のメッセージを届けて応援をしていました。その地点くらいで、嫁が脚が少し重くなってきたと言い出しました。その状態は、以前加古川で30km走をした時よりも早い段階で訪れたようです。それが気になりながらも前へ前へと進みました。この時点ではペースは維持できていました。

 

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復路に入ってからは、色々な給水や給食を取っていました。私は、嫁にいるかと聞いたところ、いらないと言っていたので、私1人でゆずジュースや甘酒、竹輪、キットカット、塩飴を頂きました。フィナンシェだと思って貰ったものが竹輪だったので、それはウエストポーチに入れて持ち帰り、夜に頂きました。走っている最中に食べたキットカットはその美味しさを改めて認識させられることになりました。嫁は、何も給食を摂らないと言っていたので、持参していた自家製塩スティックと塩飴とエネルギー源のゼリーを渡しました。

 

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 いよいよ生涯走った最高距離の 30kmを超えました。ここから嫁は1kmごとにカウントダウンしていたそうです。

 この辺りからは、夢前川サイクリングロードといって、とても道幅の狭い箇所に入っていきます。ですが、沿道の応援の方々との距離も一層に縮まったので、励みになったと思います。なかには、個人的にお菓子などを用意してくださった方もいました。そういった応援の中、ペースは維持したまま進んでいきましたが、37km付近で1kmごとに鳴るラップを知らせる音で時計を確認したら、大幅にペースダウンしていることに気付きましたが、嫁には知らせずに、心の中で35km付近の壁の存在を実感しました。現実に、その前後からは、立ち止まってストレッチをする人や、しゃがみこんだりする人や歩き出した人たちが多く目につくようになりました。スタートした後、私たちがペースを抑えていた時に、殆どが抜かれっぱなしだった時とは逆に抜いていくような形となっていました。それは、もちろん私たち自身のペースが上がっているのではなく、むしろペースダウンしていたのですが、前半に飛ばしすぎていた人たちが後半の失速に陥っていたのではないかと思います。それは私自身も過去に3回ほど経験しています。そのうちの1回は立つことさえできないほどのえらい思いをしました。やはり一定ペースでいくことが大切だと感じました。

 今までに比べ大きくペースダウンを目の当たりにした私は、後方を確認しました。すると、風船をつけた4時間半のペースセッターの集団が背後に迫ってきていました。その時にも、私の過去の苦い経験を思い出しました。それは、ペースセッターに付かずに貯金を作って走っていた後、失速を招きペースセッターに吸収されてから、それにつくことが出来ず、そのまま置き去りにされていくという経験です。今回もそのパターンになるのではないかと、少し不安になりました。6分20秒平均で進めていく計画を立てていたにもかかわらず、最初の数キロを6分ひとケタ台から6分10秒台前半でいったことを今となって影響してきたのではないかと思いました。ペースセッターにつけずに置いて行かれて更に精神面で、心が折れて諦めてしまわないように「初マラソンで5時間を切れればたいしたものだ」とすり替えて励ましました。

 その後まもなく吸収されました。

 

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 つけるところまで無理をしないように頑張ろうと言いました。そして何気なく表情を見ると嫁は笑って、残りの距離が少ないから頑張ると言ったので、少しペースセッターについていきました。  

 

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  これは私が後方から撮った写真です。男性も少し混じっていましたが、殆どが女性ランナーでした。それを見て、嫁も頑張ると思ったらしいです。

 

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 その後調子が戻ってきたのか、6分10秒台までペースが戻りました。

 

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 ひたすらゴールを目指そうと進みました。終盤に差し掛かり、沿道での応援イベントが力強く感じました。吸収されたペースセッターよりも前を走っていました。 

 

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 いよいよ姫路城に帰ってきました。門をくぐってカーブを越えたところに、今回のゲストランナーの小林 祐梨子さん (2008年北京オリンピック5000m出場選手)がハイタッチのポーズをとっていきなり立っていました。私も反射的にハイタッチをしてもらいました。

 

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 そこで、嫁をすかさず止めました。ここでサブ4.5をとるのか、こばゆりさんとの記念撮影をとるのか一瞬迷いましたが、カメラマンを兼務していた私にとってもこれは絶好のチャンスだと思ったのと、嫁の初マラソンでの良い思い出となる写真にもなると思い、ペースセッターよりも前に進んでいたので、数十秒ならいけるだろうと嫁との記念撮影をお願いしました。するとこばゆりさんが、「いいですけど、タイムは大丈夫ですか?」と言われましたが、「一瞬で!」といって撮影をしてもらいました。その後お礼を言って、ゴールを目指し、ラストスパートで無事にゴールすることが出来ました。

 

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 フィニッシャーズタオルとメダルを貰い、お城をバックに記念撮影をしました。 

 

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 ゴール後の順序に合わせて進んでいくと、目の前にこばゆりさんが、私たちと同じようにタオルやメダルを貰っていました。 私も1枚撮ってもらいたかったので、もう1枚お願いできますかと頼んだところ、快く撮影させてくださいました。

 

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 今回の 「姫路城マラソン」では、私は嫁のペースセッター、カメラマンとしてサポートに徹しました、それも意外と大変ではありましたが、楽しく走ることが出来ました。嫁の方も、初マラソンでありましたが、今朝の神戸新聞を見て、「姫路城マラソン女子の部 上位500位」までに入っていたので、ビックリしたと同時にとても喜んでいました。その隣の記事に、こばゆりさんの記事が載っていました。こばゆりさんは3時間29分台でゴールしていたそうです。私たちのゴールは約1時間後でしたので、その間、こばゆりさんは、ランナーに対して、ハイタッチや声援を送って走り回っていたことを考えると、やはり元オリンピック選手は相当なタフだと感じました(笑)

 

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 その後、カメラマンをしすぎたせいか2台ある携帯のどちらもが充電切れとなってしまいました。近くにある携帯ショップへ行き、少しだけ充電をさせてもらって 、姫路おでんを探しに行きましたが、完食となっていたり、下調べが出来ていなかったので、見つからず、諦めてアナゴのおいてある店に入りました。そこにはお得な姫路城マラソンセットがあったので、それを注文しました。その後、嫁の楽しみにしていたスイーツを買って帰りました。

 

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 これが今回のフィニッシャータオルとフィニッシャーメダルです。 

 

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 嫁の大好物である、苺ショートケーキを食べ比べで一気に2個食べていました。 大きなケーキを一度に2つもペロッと食べてしまう嫁の胃袋は、ある意味タフだと思いました。

 

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  そうしていると、今回応援していてくれた音楽一家のママ友が、完走したご褒美にと生ハムを届けてくれました。音楽一家の旦那様からのメッセージ付きの生ハムを晩酌でワインとともに美味しく頂きました。

   

 本日のナイトトレーニングは、お休みです。

 

 

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